052:帯坂【千代田区】

「靖国通り」の九段南四丁目と五番町の境界を、日本棋院を右手に見ながら南に上る坂です。怪談「番町皿屋敷」のヒロインお菊が、髪をふり乱し、帯をひきずりながらここを通ったという伝説から、帯坂の名がつけられたといわれています。また、寛永年間(1624-1643) の外堀普請後に市ヶ谷御門へ抜ける切通しとして作られたので、切通し坂の名もあります。(千代田区観光協会)

「麹町区史」には、「市ヶ谷見附から真直に南へ中六番町へ上る坂は帯坂で、もとは切通坂と呼び、町の西土手三番町との境界をなしてゐる。彼の四谷怪談のお岩が狂気の如く帯を引きながら駆け下つてから帯坂と称する」とかかれています

坂下から
坂上から

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