021:三年坂【千代田区】

大蔵省と文部省の間の坂。今は会計検査院の前を直線に高速4号線に突き当たりますが、昭和39年頃まではこの坂の上部が二段三段と曲折した坂が続き、その所を栄螺尻(さざえ じり)と呼んでいました。

 『新撰東京名所図会』には、「三年坂は潮見坂の南に隣れり、裏霞が関と三年町の間の坂なり。坂を上れば栄螺尻とす。昔此坂にて転ぶときは、三年のうちに死すという俗説より此の名起れり。又、淡路坂ともいい一に此処を陶山が関といふ。……裏霞が関と三年町の間、道路の盤曲する所を栄螺尻と呼ぶ。」とあります。(道標より)

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